日本の14年ロボット生産額 21%増・6000億円に迫る

2014年の日本のロボット生産額は、前年比20・6%増の5940億円となった。15年も海外需要の拡大と国内設備投資の増加で同18・0%の7000億円を見込んでいる。

日本ロボット工業会がまとめた同工業会会員と非会員を合わせた日本のロボット受注・生産・出荷実績によると、14年の生産台数は、同25・9%増の13万6917台と過去最高となり、3年ぶりにプラスになった。生産額も3年振りに前年を上回った。

また、14年の総出荷台数は同23・8%増の13万7334台で過去最高となり、総出荷額は同17・1%増の5901億円と4年ぶりにプラスとなった。

2大ユーザーの自動車産業と電気機械産業向けが共に前年を上回ったことが大きな要因で、海外市場も欧米向けの堅調な拡大と、アジア向けで中国市場が回復し、大きく伸びた。

この調査は対象企業273社のうち、回答企業122社による。

なお、サービスロボットの14年出荷実績は610億円(回答企業88社)となっている。

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