日本電気制御機器工業会(NECA、長崎春樹会長)は、「第4回定時社員総会」を東京・浜松町東京會舘で5月29日開催した。総会は、長崎会長を議長にして、2014年度(平成26年度)事業報告及び収支計算、15年度(平成27年度)基本方針・施策・事業計画及び収支予算を審議し、承認した。
15年度は、「NECA将来ビジョンの加速化と次世代事業、第4次産業革命への積極的対応」を重点施策に掲げた。これに従来からの「3S(国際標準化・規格化、安全、環境)」を加えて取り組む。このうち、次世代事業として、「医療福祉」と「スマート農業」の2分野で参入支援、制御機器利用の拡大、適正化などに取り組む。
役員の改選も行われ、新会長にアズビルの曽禰寛純社長を選出した。
曽禰会長は懇親会のあいさつで「NECAは昨年50周年を迎えたが、新たな10年目を目指して活動を始めている。スマートファクトリー、IoT、インダストリー4・0といった新たな製造業の取り組みが始まっている。3つのSを加速させるとともに、今年12月に開催されるSCFも成功させたい」と述べた。
なお総会後、役員功労・委員功労者・委員会功績表彰も行われ、役員功労で長崎春樹氏、委員功労として、勤続20年でサンミューロン黒川博氏、15年でIDEC藤田俊弘氏、アズビル野中俊助氏、10年で富士電機機器制御町田謹斎氏、デジタル村上正史氏、オムロン石野智久氏、アズビル鈴木和美氏、委員会功績で制御安全委員会(SA事業推進部会)、JIS
B3503
Ed・3素案作成合同委員会、環境委員会がそれぞれ表彰された。