日本工作機械工業会は、2015年4月分の受注統計の確報を公開した。受注総額は、1346億2100万円と前年同期比を10・5%上回った。
特に内需が好調で、39%増と大幅アップ。自動車が前年同期比の78・4%増と大幅に回復。一般機械も同16・8%増、電気・精密計も同5・1%増となるなど、主要産業が前年を上回った。
航空機・造船・輸送用機械は前年同月の約2倍となる99・5%増を記録した。
外需では、中国とE
U、アメリカといった巨大市場で軒並み前年並みかダウン傾向。中国は前年同期比7・9%減、EUも同7・1%減、アメリカは同14・2%減だった。
一方で、カナダの同184・2%増、台湾の同111・8%増、インドの同29・3%増など、中堅市場で大きく伸ばす地域があり、全体としてはほぼ前年並みとなった。