TFFフルーク ネットワーク・テスター「リンク・スプリンター」シリーズ好評 10秒以内に不具合発見

Sネットワークはビジネスを支える重要なインフラ。通信状態が不安定だと業務にならない。問題の所在を明らかにして早期に復旧させたい。そんな時に役に立つのがネットワーク・テスターだ。

米・フルークネットワークスの日本法人であるTFFフルーク(東京都港区港南2―15―2、TEL03―6714―3117、ホワン・イー・ジェイ社長)の「リンク・スプリンター」シリーズは、ポケットサイズで2万円からの低価格。ケーブルをつなぐだけで、どこに問題があるかすぐに分かり、1人1台の便利ツールとして好評だ。

同製品は、電源を入れてケーブルをつなぐだけで、10秒以内にネットワークのどこに障害が起きているかを明らかにできる。PoE、スイッチへのリンク、DHCP接続、ゲートウェイ接続、インターネット接続を検証し、各項目が緑色に光ればオールOK。問題がある場合はその項目が赤く光って警告する。テストデータは即時にクラウドに自動保存され、遠隔での一括管理も可能だ。

「ネットワーク機器が悪いのか、設定がおかしいのかがすぐに分かる。フィールドの作業者がテストし、本社のエンジニアが詳細を調査する。障害発生時のサービス対応のスピードアップにも役立つ」(矢島和広マーケティング・エンジニア)。

Fn-LinkSprinter200_10a_s本体は11・07センチ×4・06センチ×3・25センチ、重さは約115グラム程度のポケットサイズ。現場に持っていくにも便利。

さらに、価格はネットワーク・テスターとしては破格の2万円から。「チェックだけに特化して価格を抑えている」(矢島氏)という。

今あらゆる場所にネットワークが張り巡らされている。しかし、実態は古くて低速の設備と、新しい高速対応設備が混在するつぎはぎ状態。最高スペックの通信が実現できず、逆に古い機器の故障によって不安定になることも多い。

矢島氏は「その場で通信状態を判断するのに便利。作業者が1人1台持つ状態に持っていきたい」と話している。

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