横河電機は、フィルムやシートなどの厚さを測定し、厚さが均一になるよう制御するオンライン厚さ計「WEBFREX
NV(ウェブフレックス・エヌブイ)」を開発、30日から販売を開始する。
価格は2000万円から(基本ソフトウェア・ハードウェア、データサーバ機能・3次元プロファイル表示機能のオプション搭載時)。2015年度オンライン厚さ計「WEBFREX」シリーズ全体で80システムの販売を予定している。
新製品は、現行機種「WEBFREX3」の操作・監視機能を担うオペレータステーションを強化するために、高性能PCを採用。
さらに、オプションのソフトウェアを追加することで、データサーバ機能が備わり、長期間の厚さ分布グラフ(プロファイル)データを保存することができ、出荷後の製品の品質を容易に確認できる。
また、表示用ソフトウェアを活用することで、時系列データを3次元画像で表示し、カーソルで指定した位置のプロファイルデータを確認できるため、解析する箇所の特定が容易になる。
従来これらの機能を担っていたデータサーバ専用機の導入が不要になり、導入時及びメンテナンスコストの削減と省スペース化を実現できる。
今回採用した高性能PCは、デルの横河専用モデルで、製品供給期間が市販同等品の2倍と長く、長期間の保守を実現できる。