妙徳は、吸着パッドや圧縮空気を利用して真空発生させる真空発生器(コンバム)を手がけている。吸着パッドや真空発生器は、各種製造工程の自動化ライン、装置において対象物を固定、搬送するための把持装置として多く用いられる。
同社は「実装プロセステクノロジー展」(ブースNo4C―18)で、小型省エネ真空発生器SC1シリーズをはじめ、半導体実装工程に使用される製品のアプリケーション事例を紹介する。SC1シリーズは同社製品の中でも最小クラスを誇り(幅10ミリ、単体フルセット質量92グラム)、マウンターに搭載し、微小電子部品を高速搬送するのに最適。
また、エア消費量では、真空発生器内部に多段ノズルを採用することにより、通常供給圧力0・5MPaを0・18MPaの供給で到達真空圧力83kPaを実現。さらに、電磁弁制御機能付き圧力センサ(MPS―10シリーズ)を搭載することで、更なる省エネ効果が得られる。同社のテスト条件では、従来同等コンバム(MC52シリーズ)と比較し、約55%ものエア消費量の削減ができ、年間電気代を半減。
同社は昨年から新たに蓄積された技術ノウハウを活かし、産業用ロボットを利用した自動化システムの提案を開始。今展示会では、自社製品の製造工程(部品挿入工程)の自動機、基盤搬送デモ機の2台を展示する。
公式サイト>>> http://www.convum.co.jp/