NECは、IoTを活用した次世代ものづくりソリューションとして「NEC Industrial IoT」を提供すると16日発表した。
「NEC Industrial IoT」は、同社が強みを有する「画像認識」「ビッグデータ解析」「SDN(ネットワークをソフトウェアで制御する概念)」などの技術を活用した各種ソリューションを体系化したもの。各企業に対し「コンサルティング&サービス」「業務ソリューション」「各種情報収集・処理技術」「ハードウェアを含めたIoTプラットフォーム」を組み合わせ、トータルソリューションとして提供する。
特に「コンサルティング&サービス」の部分は、自身がハードウェアメーカーでもあるNECの「生産革新活動ノウハウ」を提供。同社が進める「NECものづくり共創プログラム」の会員企業とともにIoT活用・実証に取り組み、日本の製造業の競争力強化に貢献したいとしている。
また、パートナー連携による提供価値拡大も積極的に推進。三菱電機、デンソーウェーブ、ロボット革命イニシアティブ協議会、CC-Link協会、ORiN協議会、IVIといった企業・団体とアライアンスを組むとしている。
■推進組織を新設
NECはこのソリューションを推進するため、7月1日付で30人体制の推進組織を新設。同組織が中心となり、研究・実証実験、ソリューション強化・拡充、パートナー企業・団体との協業を推進し、2018年度までに関連事業で累計売り上げ2000億円を目指すとしている。