パナソニック デバイスSUNXは、ロボットの立ち上げが簡単になる「ロボットビジョン イメージチェッカ PV260」を発売した。
単軸・直交などのロボット市場は急速に拡大しており、ロボットビジョン(ロボットの視覚機能)の需要が増えている。そこで、同社ではロボットのアプリケーションに特化し、四つの専用機能を搭載したロボットビジョンを開発。生産性向上と、ロボット立ち上げ・メンテナンス・品種変更などの工数の大幅削減を実現した。
四つの機能とは、(1)「PV260」で撮像座標を3~4カ所登録するだけで、簡単にカメラ座標系をロボット座標系に変換することができるオートキャリブレーション機能(2)撮像した画像を見ながら「PV260」の設定画面上でロボットのティーチング作業が行えるティーチング補佐機能(3)ロボットに取り付けたツールの座標を2点登録するだけで、自動計算によりツール座標系をロボット座標系に変換できるロボットツールのオフセット機能(4)各メーカーのロボットと直接通信することが可能なダイレクト通信機能。
その他、キーパッドでロボットの操作が可能、ロボットビジョンの検査結果をPC上で再現できる設定ソフト「PVWIN260」を用意、などの特徴がある。
ネジ締め用の「卓上ロボット」、レンズ接着用の「直交ロボット」、ICのパレタイジング用の「スカラロボット」などへの応用が考えられる。