日本配電制御システム工業会(JSIA、丹羽一郎会長)は、第33回定時総会をザ・リッツカールトン大阪で開催した。2014年度事業報告と決算報告、15年度の事業計画と予算計画が審議され、すべて承認された。
冒頭、丹羽会長が登壇し「東京オリンピックや震災復興の本格化など追い風が吹き、会員数が20年ぶりに増加した。技術基準の確立、技能検定制度など、会員ニーズに応える工業会として活動していきたい。さらに、新しい取り組みとなる産業用ソーラーメンテナンス委員会を広くアピールしバックアップしていく。マイクログリッド研究委員会でマイクログリッドの設計に必要な基礎知識解説書を作成した。引き続き研究を進めていく。ぼちぼちの現状は業界にとっては絶好のチャンス。業界の地位向上に努めていく」とあいさつした。
15年度の事業計画では、公共建築工事標準仕様書の改定などに伴い、見直しの緊急度合いが高い「JSIA規格の改定」、品質の向上に貢献する「優良工場認定制度の内容の充実」、「太陽光発電設備のメンテナンスを行う場合の各種サポート」などを予定している。
来年度の総会は沖縄で計画している。