日本電気制御機器工業会(NECA、曽禰寛純会長)は、「NECAフォーラム2015」を東京・港区のコンベンションルームAP浜松町で12日開催、過去最高の71人が参加した=写真。
昨年から「NECAフォーラム」と改称した。NECA各業務系委員会の活動報告と情報共有、会員の懇親を目的とし、今回で16回目の開催となる。
冒頭、あいさつに立った業務委員会の佐藤正博委員長は「今回は過去最高の出席者となり、NECAの技術系委員会や日本電機工業会からも参加いただいた。新たに発表資料のCDも作成し、カラーグラフなどを見やすくしている」と述べた。
発表は、今回初参加の技術系委員会をはじめ、業務、スイッチ、センサ、リレー、PLC・FAシステム、市場調査、商社の各委員会・研究会の順に実施。いずれも1年間の委員会活動の集大成で、新規市場として医療、植物工場、直流周辺機器などを分析した発表もあった。
また技術系委員会から、模倣品対策研究会の活動が行われ、模倣品の実物回覧や模倣品対策ガイドライン副読本作成が報告された。
さらにグローバル化に対応した需要見通しや、市場動向の先行予測手法なども発表され、NECAの14年度出荷額が前年度比105・0%の6732億円、海外生産・販売が同133・7%の801億円、国内・輸出を含めたグローバル出荷額が同107・5%の7533億円と、いずれも過去最高となったことを明らかにした。