KEBA Japan(東京都豊島区東池袋3-1-1、TEL03-5957-5158、鈴木孝社長=写真)の「KeTop T10ダイレクトムーブ」は、直感的な操作でロボットを動かすことができ、ベテランのオペレータでもティーチング時間を今より20%削減できる画期的なロボットのティーチングペンダントだ。
ティーチングは、ロボットの3次元の動きや座標の把握、プログラミングなど専門的な知識と技術が必要とされる。またペンダントにはいくつものボタンがあって操作が複雑で、ティーチングをより難しくしていた。
同製品は、片手で握って中央のジョイスティックと端末の向きや傾きを変えることでロボットを自在に動かすことができ、直感的な操作性を実現。
内蔵の慣性センサで端末自身の位置を検出しているので、ロボットと端末の位置関係を考えずに操作できる。
「一般的なペンダントでティーチングした場合、ロボットと正対するので、動く方向と逆方向に動作指示を出さなければならない。動作が複雑になるほど空間での位置把握が難しくなる。ダイレクトムーブはとても簡単で、誰でも操作できるように設計・開発した」(鈴木社長)。
これまでにない操作性と機能性が評価され、2014年のハノーバメッセでロボット大賞を受賞。大手ロボットメーカーでも採用に向けた検証が進んでいる。
鈴木社長は「ロボットメーカー向けにペンダントをOEMでも提供している。ダイレクトムーブは、従来とまったく違う操作性なので今はテスト段階が多いが、評価は高く感触は良い。既存のペンダントと使い分けることで、コストダウンも可能になる」としている。
KEBA Japan
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