日本工作機械工業会は、2015年5月分の受注統計の確報を公開した。受注総額は1385億4500万円と前年同期比を15%上回った。
特に内需が好調で、同43%増と大幅アップ。一般機械が同42.2%増、自動車も同19%増と好調。なかでも自動車部品は同51.8%増と伸長した。航空機・造船・輸送用機械も前月と引き続き順調。2.5倍を超える伸びを示した。
外需は、ほぼ前年並み。中国とアメリカがいずれも同4.8%増。EU全体は前年割れとなる同13.1%減だったが、唯一ドイツだけが前年を上回る29.4%増だった。
そのほか、台湾(同9.8%増)、タイ(同21.9%増)、マレーシア(34.1%増)、インド(同44.3%増)、東欧(162.3%増)、カナダ(同43.9%増)、オーストラリア(223.4%増)が前年を上回った。