技術者たちがモノづくりを競う!・・・三菱電機稲沢製作所は、モノづくり強化を目的として、国内関係会社、海外生産拠点から選手を募り、日ごろ培った技能を競い合う「グローバル技能競技大会」を7月4日に愛知県稲沢市の同製作所内で開いた。同製作所は、エレベーター・エスカレーターなどの製品を稲沢で開発・生産するとともに、海外10カ国で13の生産拠点を展開、事業を推進している。
この大会は技能の伝承、技能水準の向上、若手技能者の育成などを目的に毎年開かれており、今年が39回目となった。
近年では海外拠点から外国人選手も参加しており、今回は海外生産拠点5カ国の31人や関連、協力会社の社員を含めて、166人が参加した。より多くの人が参加できるように、同製作所の製品と関わりのあるものを課題として製作した。
競技職種は(1)構造物鉄工と電気溶接の両方の要素を含んだ圧力容器の組立などを競う構造物(2)配線・組立に加え、細かいセンサー線とコネクターを採用し製品品質を競う配電盤組立(3)プライマー吹き付けから最終仕上げ塗りまでの8工程間で、マスキング・塗り分けなどを競う金属塗装―など全部で11種類。
10代から40代、キャリアは2~10年ほどの選手が競ったが、上位入賞者は10月に始まる三菱電機グループの全社技能競技大会に出場する。