フエニックス・コンタクトは、今年4月に電源用サージ防護機器(SPD)全6シリーズ53製品からなる新製品「SECポートフォリオ」をリリースした。
クラスⅠ製品(4シリーズ)では、スパークギャップ式SPDの唯一の課題とも言える「続流」をゼロに抑えた無続流のスパークギャップを開発し、全製品に採用。続流とは、スパークギャップが雷サージの放電を終えた後も両端に電源電圧が印可されている間はアーク放電が継続しようとするため起こり、電源の短絡に近い放電となるためSPDにも電源システムにもストレスとなる。SECではこれを無続流に抑えてストレスを軽減。コンパクトでより耐久性が高いSPDを実現。
クラスⅡ製品では、バックアップヒューズの最大値を従来の125Aから315Aに向上。これによりバックアップヒューズを省略できる適用範囲が大幅に広がった。
クラスⅢ製品では、従来の温度ヒューズに加えて電流ヒューズを内蔵。故障に対する確実で最適な保護が可能になり、全品目で外部ヒューズが不要になったため、直流/交流両用として使用できる。全6シリーズは、外観や状態表示も統一しており、より使いやすく耐久性の高い電源用SPDとなっている。
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