三菱電機は、産業用ロボット「MELFA-Fシリーズ」の新製品として、可搬重量35キロから70キロまで対応する大型タイプ「RV35/50/70(M)」の12機種を発売した。これにより小型から大型まであらゆる搬送・組立ロボット需要に対応したラインアップとなった。
同製品は、従来機種の約4.2倍の高速化、35倍の許容イナーシャによりハンドの大型化を実現。最大リーチも従来機種の約2倍となる205センチに伸長し、大型ワークの高速搬送を可能にした。iQプラットフォーム対応によりシーケンサとの各種連携ができ、I/O処理時間の短縮や操作・保守作業の効率化などコスト削減に効果的。また小型ロボットと同じプログラミング言語とティーチングボックス、エンジニアリング環境で使え、工場内に小型と大型ロボットが混在していても同じ操作で使用可能となっている。