安川電機は、産業用ロボットMOTOMAN(モートマン)に、新型塗装ロボット「MOTOMAN-MPX3500」をラインアップし販売を開始した。価格はオープン。
新製品は、自動車のボディやバンパー、建機などの大型ワークの塗装用途に対応して、S軸(ベース部)とL軸(下アーム部)のオフセットをなくすことで、ロボットの動作範囲を最大化した。これによりロボットをコンパクトにレイアウトすることができ、省スペース化を実現。
また、塗装ブースを最小化することでブース空調によるCO2の排出、およびランニングコストの低減に貢献する。
さらに、マニピュレータは左右対称レイアウトに対応可能な2タイプが完備し、しかもマニピュレータを軽量化したことで、床置き、壁掛け、天吊り設置が可能になり、すべての設置条件において各軸同じ動作範囲を実現。加えて、軽量化により、走行軸仕様における走行台車のコンパクト化、および低コスト化が可能。
そのほか、手首軸のモーメント・イナーシャの強化により、大型塗装機にも対応、マニピュレータには塗装機器搭載用内圧スペースを用意、高機能ロボットコントローラDX200により塗装機器の制御が可能-などの特徴を持つ。