1995年の阪神・淡路大震災以降、災害対策として、医療機器が装備され、医師や看護師らの医療スタッフが搭乗したドクターヘリの全国的な導入・整備が進められている。今回、静岡県掛川市消防本部からの依頼に応えて、掛川工場を離着陸場所として提供することにした=写真。
ドクターヘリの普及にあたっては「臨時へリポートの整備」が大きな課題となっており、交通の便が良い高速道路上の離着陸増加の取り組みが進められている。
そうした中で、静岡県西部の高度救命救急センター、聖隷三方原病院から15分以内に位置し、安全が確保できる広い敷地を有し、国道1号線にも近い掛川工場が注目され、登録対象となった。
同社では、工場を生産設備としてだけではなく、地域全体で有効活用することで、官民一体となったセーフティネットづくりを目指していく。