横河電機と独ガスセキュア社は、IECが定める安全規格SIL2に対応した無線ガス検知システムを、北欧のLNGプラントに納入。両社はこれを足掛かりに、同システムをグローバル市場に展開していく。
同システムは、ガスセキュアの無線ガス検知器「GS01」が炭化水素濃度を測定し、横河電機のアクセスポイントとISA100Wirelessの無線通信を使って、フィールド無線用管理ステーションを経由して上位システムに情報を送る。低消費電力・高速データ更新が可能なGS01と、完全二重化された横河電機のフィールド無線システムとの組み合わせで、高速・高信頼性の監視システムを構築できる。フィールド無線システムは配線困難な場所にも設置でき、敷設コストを低減。流量や温度などの情報収集だけでなく、ガス検知なども無線化でき、安全確保のシステム構築に適している。
両社はSIL2対応の無線ガス検知システムの販売を機に、無線フィールド機器・システムの普及促進を図っていく。