安川電機は、ACサーボドライブ「Σ-7(シグマ・セブン)シリーズ」に、高トルク・高精度のDD(ダイレクトドライブ)モータ「SGM7Dモデル」、およびそれを駆動するサーボパック「SGD7S モデルFT82仕様/FT83仕様」を新たにラインアップし、7月21日から販売を開始した。
価格はオープンで、2016年度8400台の販売を計画。
新製品は、高トルク・高精度が大きな特徴で、磁気回路のステータコアの間に高磁力を持つ希土類永久磁石を挟んだ磁気バイアス方式を採用し、ダイレクトドライブモータとしては従来にない優れた高トルクと質量比を実現した。
また、24ビットシリアルエンコーダを搭載しており、装置の高精度化にも貢献する。
さらに、DDモータのDYNASERVの特徴を踏襲し、高剛性と大きな中空径を実現するとともに、リラクタンス形同期モータ方式やアウターロータ構造を採用し、発熱を低く抑えている。
そのほか、軸振れ・面振れの高機械精度にも標準的に対応している。
主な用途は、半導体製造装置・液晶製造装置、電子部品実装装置、メディアアタッチパネル製造装置、ラベル印刷機・太陽電池製造装置など。
同社は13年11月に「Σ-7(シグマ・セブン)シリーズ」に、高トルク・高精度のDDモータをラインアップ。
14年からは横河電機から事業譲受したDDモータの「DYNASERV」をΣ-7シリーズとしてリニューアルして販売している。