アズビルがセル型空調システム
アズビルは、中小規模ビルオフィスの快適な空調空間を実現するセル型空調システム「ネクスフォート」を開発、4日から販売開始した。販売価格は300万円(100平方メートル想定/本体、工事費含む)からで、一般的な天井隠蔽型ビル用マルチエアコン(本体、工事費含む)の10%程度の費用増で導入できる。中小規模のオフィスビル、テナントビル向けに、初年度5億円の売り上げを目指す。
新システムは、天井隠蔽型ビル用マルチエアコンと気流制御の専用機器(セル風量分配ユニット、体感気流切り替え機能付き吹出口、コントローラ、設定器)を組み合わせた空調システム。壁面に設置した設定器から居住者本人が希望する空調環境(涼しめ、普通、暖かめなど)を設定し、その希望環境に合わせてコントローラが、室内温度と天井に取り付けた吹出口の風向や風量を調整して気流を制御する。