キムラ電機(東京都品川区西五反田7―9―5、TEL03―3492―8511、藤岡康太郎社長)は、入出力点数16点の省配線ターミナル「WS―TD16MC形」=写真=を、8月21日から販売開始する。
新製品は、接続デバイスの入力/出力、および端子台間の通信によるマスター/スレーブなどが1機種で対応でき、機種選定や在庫管理の手間が軽減できる。
また、ディップスイッチでスロット番号を切り替えることで、ケーブルの結線順に関係なく送受信のペア組み合わせが行え、増設時のケーブル引き回し作業も容易になる。
しかも、入出力フリー機能で、接続するデバイスの入力/出力を気にすることなく接続できる。
さらに、ケーブルを渡り配線することで、最大16台(8対)、合計128点の通信が可能で、VCTFケーブルを使用しているためコストが抑えられ、通信用途で最長500メートル、通信と給電の同時使用で同100メートルまで使える。
そのほか、3芯ケーブルの使用で信号伝送と給電の両方が可能、送受信状態が確認できる2色発光LEDを内蔵、取り付けはDINレールと直付が兼用で可能、などの特徴を持っている。
省配線ターミナルは、複数の信号端子間と電源端子間を1対のVCTFケーブルで伝送できることから、配線数の削減につながる。