白山製作所(東京都豊島区南池袋2―26―5、TEL03―5951―1211、米川達也社長)が開発・発売している雷サージモニタリングシステム「プログリッド(ProGRID)」シリーズが産業用機器などの雷害対策で存在感を増している。
通常、電源ラインや通信ラインから侵入してくる雷サージは「SPD(Surge
Protective
Device)」と呼ばれる機器を用いて対策をするが、SPDは劣化してしまうため、壊れてから交換すると保護できない期間が生じてしまっていた。同シリーズでは、雷サージの侵入情報(日時・回数)を検出し、記録。SPD劣化による漏れ電流を検出し、早期劣化状態を確認できる。
システムはサージカウンタとして「ProSurvey」「ProLECBasic」、雷サージモニタリング機器として、「ProALARMⅡ」「ProSLS」などで構成される。
同社では、クラスⅡ対応のSPD分離器「SF―20」シリーズなどもラインアップ。SPDと組み合わせて使用することで、SPDが劣化故障した際にも、電源回路から安全にSPDを分離させることができる。