産業用PC大手のアドバンテック(東京都台東区浅草6-16-3、TEL03-6802-1021、マイク小池社長)は、新しくリリースされたWindows10 IoT(Internet of Things)の対応製品についての発表を行った。
“Windows10 IoT”は、ゲートウェイやモバイルPOSユニットなどの小型装置から、ロボットや医療機器のような産業用デバイスまで、接続をより強力なものにするマイクロソフトの新しいOS。マイクロソフトが提供する「Azure IoTサービス」に接続できるように設計されており、機器同士の接続あるいは機器とクラウド接続をスムーズに実行できるのはもちろん、産業向けのセキュリティが提供される。
同社ではボード、システム、およびゲートウェイを含む、Windows10 IoTがプリインストールされた多様なプラットフォームを提供するとしており、インターネット経由で提供するクラウド向けプラットフォーム「WISE―PaaS」では、クラウドサービス提供のためのユニバーサルWindows Appsストラクチャを通じ、コア、モバイル、およびインダストリーバージョンのWindows10 IoTを完全にサポートする。これらを採用することで、開発者はスピード、柔軟性をもったIoTに対応したアプリケーションの構築・展開が可能になるとしている。
製品群としては、「産業用マザーボード」「ファンレス組込システム」「ファンレスパネルPC」「オートメーションコントローラ」「タッチパネルコンピュータ」などが発売される予定。