NECは、流通・物流業、社会インフラの安全管理などに最適な5種類の新たなIoTソリューションを発売する。
2015年度下期発売予定の「土砂災害検知・予測ソリューション」は、主に官公庁や自治体向け。土中水分量を解析することで土砂斜面の崩壊の危険度をリアルタイム・高精度に算出し、危険性の高い斜面を高精度で早く把握できる。
「水需要予測ソリューション」は、16年度発売予定で、自治体や水道事業者向けになる。
過去の水利用履歴から水の消費量を予測し、余剰な造水やポンプ稼働を抑えて運用コストの低減に役立つ。
「電力需要予測ソリューション」は、新電力向けに発売を開始した。過去の電力消費量や天候、カレンダー情報から電力需要量を30分単位で予測。
事業者の発電や電力調達計画などの効率的な運営を支援する。
物流業界向けの「画像・重量検品ソリューション」は、検品対象の商品の品目と数量を瞬時に特定。目視検査がいらず、自動で正誤確認を可能にし、出品検品業務の効率化と品質確保を同時に実現する。
「VIP検知接客支援ソリューション」は、小売やサービス業界向けに15年度下期に発売する。IPカメラから収集した映像データを解析し、来店したVIP顧客を見つけておもてなしを可能にする。
また不審者検出もでき、安全な店舗運営を支援するとしている。
さらに、同社はIoT関連のシステム構築を行う要員を、現在の100人から20年までに500人に増員する予定。