NTTコミュニケーションズ(東京都千代田区内幸町1―1―6、TEL0120―506―506、庄司哲也社長)は1日、企業ユーザーがグローバル・セキュアなIoT環境を容易に活用できるIoTソリューションを強化するための専門組織「IoT推進室」を新設した。IoTソリューションに向けたサービス開発と、アプリケーションプラットフォーム事業者、デバイス事業者などのパートナー企業との連携を進めていく。
同社はIoTソリューションに向けて四つのサービスを提供していく。一つはIoTデバイスから収集したデータの蓄積・可視化・分析等を行うアプリケーションプラットフォーム、二つ目がクラウドやデータセンターに直結したセキュアなネットワークを手ごろな価格で提供。三つめは世界130拠点以上にあるデータセンターから、データ格納場所を選択できるサービス。四つめは遠隔データセンター間の大容量通信となる。
同社はこれまでにも、建設作業員の着用するウェアラブルセンサーから生体情報を集め、建設現場の安全確保を目指す実証実験や、工業団地に設置したLED街路灯の調光制御の商用プロジェクトなど、企業と共同でIoTのプロジェクトに取り組んでいる。