3次元メディア 3次元ビジョンセンサで経産大臣賞受賞 「ばら積み部品」の自動ピッキング実現

三次元メディア(滋賀県草津市野路1―15―5、TEL077―561―2799、徐剛代表取締役)は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が支援する「イノベーション実用化ベンチャー支援事業」(※)で開発成果や取り組みが総合的に評価され、第13回産学官連携功労者表彰の経済産業大臣賞を受賞した。

同社はNEDOプロジェクトにおいて、世界最先端の産業ロボット用3次元ビジョンセンサ「TVSシリーズ」を開発。これは産業ロボットの「目」と「脳」にあたる部分で、3次元認識技術により、従来、ロボットでは難しかった「ばら積み部品」のピッキング作業の自動化を実現させている。従来の産業ロボットは、事前に覚えた動作を繰り返すだけだったが、TVSシリーズを導入することで、自律的に判断・動作の実行が出来るようになる。

具体的には、部品箱中にばら積みされた部品の3次元位置と3次元姿勢を正確かつ迅速に認識し、産業ロボットのハンドが衝突することなく部品を取り出す最適な経路を判断することで産業ロボットに部品をピッキングさせることが可能としている。

本成果は、各ロボットメーカーと連携し、すでに自動車分野、鉄鋼分野、家電分野など70社以上に採用され、生産ラインで多数活躍している。同社は今後、海外を含めたさらなるロボット市場開拓を目指すとしている。

※イノベーション実用化ベンチャー支援事業‥NEDOが行っている事業で、研究開発型ベンチャー企業等の有する優れた先端技術シーズや有望な未利用技術の実用化・事業化を目的に、3~5年以内に実用化が見込まれる技術の開発を支援している。

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています
>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG