コンテック(藤木勝敏社長)は、各種の規格通信手順をサポートし制御スクリプトの記憶・実行ができる高機能ファームウェアを内蔵したクラウド対応のリモートI/Oユニット4機種を開発。M2M/IoTの仕組みをワンストップで提供する新ソリューションブランド「CONPROSYS(コンプロシス)」から第一弾として「CPS―MC341―ADSC1―111」=写真=を6日から発売開始した。その他のタイプは9月以降、順次発売する。
新製品は、監視したい装置に本機を接続、データ収集用のCONPROSYSクラウドサービスとのインターネット接続が完了すれば、クラウドサーバーへのデータ送信を開始し、装置の状態監視がすぐに始められる。Modbus/TCPスレーブ応答機能を内蔵し、Modbus/TCPをサポートしたPLCなどのコントローラからアクセスできる。また、別途提供するOPCサーバーを使用することで、SCADAから、PLCと同様にシームレスにつながる。オンサイトでのM2M通信制御システムのリモートI/Oとしてすぐに活用できる。工場の現場を考慮して設計し、周囲温度〓20℃~60℃の環境に対応し、HUB不要のデイジーチェーン(数珠つなぎ)接続式。35ミリDINレールにも対応している。
今回発表のCONPROSYSは、デジタル信号/アナログ信号/シリアル通信に対応したマルチI/Oモデルが2機種、デジタル信号の入出力専用モデルが1機種、アナログ信号の入出力専用モデルが1機種。販売価格は3万9000円(税別)から。