河村電器産業 新型感震ブレーカ付きホーム分電盤「enステーション」発売 震度5以上で自動遮断

河村電器産業(愛知県瀬戸市暁町3-86、TEL0561-86-8111、水野一隆社長)は、地震感知による主幹ブレーカの遮断に、震度と遮断までの時間を設定できる機能を追加した新型感震ブレーカ機能付きホーム分電盤「enステーション」を発売した。

これは、内閣府の「首都直下地震対策検討ワーキンググループ」の最終報告に記載の「感震ブレーカ」に対応した商品。

震度5強以上の地震を感知すると、3分間の警報の後、主幹ブレーカを自動的に遮断する。家屋の倒壊や家具・家電が倒れると、電線被覆が破れて短絡事故を起こしたり、倒れた電気ストーブなどの電源が入りっぱなしになったりする場合があるが、これらによる電気火災を防ぐ。

震度設定機能では、マンションの高層階と低層階や耐震対策の有無など建物の揺れの差を考慮して、感知する地震の大きさを震度5強、震度6弱から選択できる。

また、遮断までの時間設定機能としては、夜間避難時の照明確保や発火の恐れのある電気製品への安全対策を考慮して、主幹ブレーカを遮断するまでの時間を即時、1分、3分から選択できる。

その他、(1)感震リレーの小型化で他の高機能機器を搭載しても盤をコンパクト化できる(2)震度の横揺れに加え、縦揺れも正確に感知して、主幹ブレーカを遮断する新型センサー搭載(3)外部入力スイッチや外部警報装置を接続して、離れた場所で動作を停止したり、警報を鳴らしたりできる外部入出力搭載―などの特徴がある。

リミッタースペース、分岐数、主幹容量などの異なる各タイプを用意している。

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