日本モレックス(神奈川県大和市深見東1-5-4、TEL046-261-4500、梶純一社長)は、高速データ転送技術であるLVDS(低電圧差動シグナリング)用途に向けて、サイドロックラッチ機構を備えたワンタッチ挿入タイプの0.50ミリピッチFFCコネクター「503908シリーズ」を発売した。
新製品は、FFCを挿入すると、ワンタッチで定位置にロックされる容易な操作性が大きな特徴だ。
また、統合金属製シールドと接地タブにより、Display PortやV-by-One HSなどの高速標準に対応し、最大データ伝送速度5・4Gbpsを実現している。
さらに、コネクターの両端に備えられた省スペースなサイドロックラッチ機構は、上方向からの外力による不慮のロック開放を防止すると共に、下部のPCB基板に負荷をかけない設計を採用。これにより、高速LVDS用途で同種の製品に比べ優れた接触信頼性を発揮する。
主な用途は、フラットパネルTVをはじめ、パソコン、フラットパネルディスプレイ付き機器などの民生機器、カーオーディオなどの自動車インフォテイメント、パチンコなどの遊戯機器など。