不二電機工業のパワー半導体を使用した次世代直流開閉器”SemiCon Switchシリーズ”「STH形」が6月の発売以降、高い注目を集めている。同社は9月2日から開催の「第2回関西スマートグリッドEXPO」にも出展し、「STH形」はもちろん、DC1000Vシステムに対応した製品や、可視光通信技術を用いた製品を展示する。
同製品は「無接点」であるため、従来の「有接点」方式での課題が多数解決でき、多くのメリットを享受できる。接点の酸化や異物混入などの接触不良が発生しないばかりか、アークによる接点摩耗がなく、開閉耐久性が高いため、高い信頼性が求められる電力機器や産業機器などあらゆる操作機器に搭載が可能。さらに動作音が発生しないため、夜間運転や騒音制限のある場所に最適。定格絶縁電圧はDC600Vの高電圧に対応。
また、半導体の制御回路をDC24V信号で制御するため、システムの構成により、有線および無線での遠隔地からのON/OFF操作もできる。さらに、過電流保護機能を有し、過電流を検知すると回路を停止する安全設計になっている。
同社は接触信頼性を究極的に高めた革新的な制御用直流開閉器として、電力市場や一般産業市場向けに提案活動を行う予定。
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