NTT西日本と神戸市水道局、センサス・ジャパン(東京都千代田区有楽町2-7-1、TEL03-6860-4673、中敏行社長)、ミライト・テクノロジーズ(大阪市西区江戸堀3-3-15、TEL06-6446-3331、高畠宏一社長)は、広域無線ネットワークと水道スマートメーターを組み合わせた水道流量の遠隔収集に関する共同フィールドトライアルを年内に開始する。
インフラ業界でのスマートメーターの活用や、センサ機器の通信として広域無線ネットワークの利用が進むなか、水道業界ではIoTを活用した漏水管理や配送水網の最適化への関心が高まっている。今回4社は、新たな水道管ネットワークの構築に向け、水道流量の遠隔収集を目的とした共同フィールドトライアルを実施する。
トライアルでは、神戸市内9カ所の水道スマートメーターから280MHz帯の広域無線ネットワークを介して流量などのデータを集め、その分析結果を神戸市水道局内でリアルタイムに確認できるようにする。計測結果をもとに従来のアナログメーターとの精度や有用性の比較検討を行い、漏水検知への適用の可否についての評価も行う。