フエニックス・コンタクト(横浜市港北区新横浜1-7-9、TEL045-471-0050、青木良行社長)は、同社が提案している配線接続方式である「プッシュイン」をテーマにした「プッシュインテクノロジセミナー」を、東京(9日)、名古屋(11日)、大阪(14日)の3カ所で開催し、合わせて33人が参加した。
「プッシュイン接続方式」は、電線を挿し込むだけで接続が完了し、ねじ締め、トルク管理が不要で、盤製作において大幅な工数削減が可能となる接続方法。IEC規格やJIS規格などに準拠した厳しい試験を経て開発・製造がされ、性能面、品質面でも高い評価を得ている。
セミナーは、講師として、同社ドイツ本社から端子台担当のステファン・ポールマン氏が来日し行った。プッシュイン式は、配線作業が簡単ながら引っ張り強度や振動に強く、高い接続信頼性を発揮する。端子を使用しないことから盤内の設置スペースも減らせ、盤の小型化にもつながる。
セミナーでは、こうした「プッシュインテクノロジ」の技術的側面、信頼性を中心に、同種の端子台との特性比較なども行いながら、端子台や工具を使って実際に作業しながら試した。
また、同社IEC統括本部の飯島一憲氏と千石貴仁氏から、プッシュイン式市場の動向や採用事例なども紹介した。
説明を聞き、実機で操作を体験(東京会場)