「柱となる商材増やす」 東栄電気小林新社長が抱負

制御・電子部品商社の東栄電気(東京都千代田区神田須田町2-2、TEL03-3252-4291)の新社長に、小林幹直取締役が就任した。同社は1950年の創業から今年で65年目を迎えるが、その6代目の社長となる。

「65年の社歴の半分弱を過ごさせてもらい、いろいろな経験と勉強をさせていただいた。秋葉原という同業が集まる地で、これからもお互いに協力しながら業界を活性化していきたい」と抱負を語る。

社内組織も、本社統括、我孫子支店、経理のそれぞれに担当取締役を任命して、業務の分担を明確化した。

また、2年前に香港に設立した現地法人「東榮電気香港」も今月から本格的に営業活動を始める。「香港は大手販売先の物流を担う拠点として位置づけている」。

制御・電子部品を取り巻く環境は決して予断を許さない面も多いが「電子部品がなくなることはない。しかし、商材を増やしながら付加価値を高めた商品を販売していくことが重要になってくる」。

現在、同社はおむろんと新電元工業の製品を2本柱にしているが、「さらに柱になる製品を増やして、3~4本の安定した柱を築きたい」と今後への意欲を語る。

1967年の未(ひつじ)年生まれの48歳と、今年年男にあたる小林社長の手綱さばきが注目される。

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