CC-Link協会(CLPA)は9日、東京・品川のザ・グランドホールで設立15周年記念として「つながる時代のものづくりフォーラム~産業オープンネットワークが実現するIoTソリューション~」を開催し、多くの参加者を集めた。
フォーラムでは『日本型ものづくり成長戦略-「流れ」をつくるIT活用の可能性-』と題し、東京大学ものづくり経営研究センターの藤本隆宏センター長が基調講演を行い、多数の現場を見てきた経験から、ものづくり現場発の戦略論を解説。「良い設計の良い流れ」という言葉をつかい、設計情報の重要性や、生産性を短期間に数倍にした事例などを紹介。ブームともいえる「インダストリー4.0」「IoT」に対する私見として、工場内のネットワーク化など、日本が進んでいる部分を生かした今後の展望も披露された。
また、経済産業省製造産業局宮崎貴哉製造産業技術戦略室長による特別講演では「IoT時代の製造業の方向」として、各国・各企業の取り組みがわかりやすく紹介された。会場では、グローバル市場で活躍するCLPAパートナー各社の製品も展示された。