安川電機は、ACサーボモータドライブ「∑―7(シグマ・セブン)シリーズ」に、電源電圧AC100V入力形を追加し、ラインアップを拡充した。価格はオープン。
∑―7シリーズは、「7つの極める心揺さぶるソリューション」をコンセプトに、2013年11月から販売を開始した。
「装置性能」「使いやすさ」「環境性能」「安心」「サポート」「ラインアップ」「互換性」を重視し、速度応答周波数は3・1k?Hzと世界最高を実現するとともに、振動抑制機能などをさらに進化させており、従来機種のΣ―Ⅴ(シグマ・ファイブ)で好評を得ていた調整レス機能をさらに進化させながら安定性が約2倍に向上し、ゲインの調整なしで発振せずに俊敏に動かせる。
また、装置内のサーボエネルギーを有効活用して、2軸アンプやDCバスの接続による複数軸間での回生エネルギーの活用などにより、大幅な省エネ化も実現している。
しかも、機能安全規格で国内初となるIEC61508安全度水準SIL3にも対応している。
今回、単相電源 AC100V入力形の発売で、こうした駆動が要求される半導体装置、計測器、医療機器、試験装置などへの用途が広がることが期待される。