日本自動認識システム協会(JAISA)は本委員会で、自動認識システムの出荷金額をまとめている。同協会会員企業118社のアンケート調査を集計したもの。
これによると、2014年の出荷金額は、2336億1000万円で13年比4%増となっている。
消費税増税やWindows XPのサポート終了に伴い前半は駆け込み需要があったが、その後の反動減が14年末まで継続した。しかし、株価上昇や急激な円安により自動車、電気、機械等、輸出関連業界の業績が回復し、設備投資も増加したことから全体として前年を上回った。
15年の出荷予測金額は、2391億円で前年比2.4%増となっている。15年は、円安により好調な自動車、電気、機械業界の設備投資需要に限らず、個人消費の改善による流通、サービス業の設備投資需要にまで広がり、さらに、スマホやタブレットなどのビジネス利用関連からの需要が増加すると見ている。