安川電機は、国内のロボット生産体制再構築の一環として進めていた中間事業所(福岡県中間市)内の中間第3工場がこのほど完成し、稼働を始めた。
中間第3工場は、敷地面積約4万平方メートル、建築面積1万3346平方メートルの規模で、中・大型の一般産業用ロボットを生産する。
この完成で、機械加工の第1・第2工場と合わせ、部品加工から組み立てまで生産能力月産900台の一貫生産が実現できた。また、VOC(有機溶剤)の排出量を約70%削減しており、環境にやさしい事業所を実現している。
同社では、2015年度の月産ロボット台数を、国内2400台、中国600台の計3000台を目指している。
なお、同社はグリーンアジア国際戦略総合特区指定法人で、中間事業所もこの制度を活用して、地域への貢献にも取り組んでいる。