エネマネでEMS受注 アズビル工場の省エネ化支援

アズビルは、工場などの省エネルギー事業を支援する「エネマネ事業者」として、2015年度(平成27年度)の補助金交付対象事業で、EMS(エネルギー・マネジメント・システム)を受注した。

採用されたのは、東京製鐵、高梨乳業などへ事業提案した8件。

東京製鐵には、製鋼プロセスのうち、ACアーク炉を廃止し、より高効率なDCアーク炉に生産ラインを集約するとともに、製鋼プロセスの各種ファンや圧延プロセス(加熱炉)にEMS制御を導入し、省エネルギー化を図っている。

また、高梨乳業は北海道工場のエネルギー合理化事業として、A重油から液化天然ガス(LNG)への燃料転換、既存設備を高効率設備に更新し、排熱利用などでEMSを導入して省エネルギー化した。

この補助事業は、「省エネルギー効果・電力ピーク対策効果」「費用対効果」および「技術の先端性」などを踏まえて政策的意義の高いものと認められる省エネ設備・システム更新を支援する制度。省エネ設備・システムの導入にあたり、エネマネ事業者を活用し、より一層の効果的・効率的な省エネルギーを実施する事業の場合は、補助金額が増額される。

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