防爆機器メーカーの宮木電機製作所(京都府亀岡市大井町並河3-16-18、TEL0771-24-7401、河原耕嗣社長)は、防爆型WEBカメラのバージョンアップと新製品を発売した。
簡易定点形ネットワークカメラ「NWEX-CM500H」は新たに水素防爆に対応、PoE(Power over Ethernet)給電に対応しているため、PoE給電機能付きスイッチ(HUB)を使うことで、通信用Ethernetケーブルだけで給電まで行え、別途電源を用意したり配線したりする必要がなく省配線を実現。使用周囲温度もマイナス20~40℃の耐寒仕様。小型軽量のコンパクトモデルとなっている。
多機能PTZ形ネットワークカメラ「NWEX-CM3H」も同様に、今回のバージョンアップで水素防爆に対応。1.3メガピクセル対応光学ズームレンズ搭載のPTZモデルで、パン(P:レンズの向きを左右に動かす)・チルト(T:上下に動かす)・ズーム(Z:望遠と広角を調整)が可能。無線LANアクセスポイントの内蔵、同軸ケーブルによるネットワーク化への対応など広い用途に適している。
多機能定点形ネットワークカメラ「NWEX-CM4H」は、9月1日発売の新機種。水素防爆への対応、光学18倍ズームレンズの搭載、PoE給電対応、無線LANアクセスポイント内蔵、同軸ケーブル対応などの特徴を持っている。
工場やプラントでは、トレーサビリティや安全監視の目的で監視カメラの導入が増加しており、水素防爆対応カメラのラインアップが増えたことで、プラント設備や水素ステーションへの導入も加速が見込まれる。