横河電機の子会社、ヨコガワ・アメリカ・ド・スル(ブラジル)は、ブラジルのボルト・エネルジーアス社が建設中のブラジル最大のバイオマス発電プラント向けの制御システムを、仏・アレバ社傘下のアレバ・リニューアブルズ・ブラジルから受注した。
このプラントは、ブラジル北東部バイーア州のサンデジデーリオに発電ユニット3基からなる総出力15万kWの発電能力を持っており、 燃料には計画栽培されたユーカリを使った木質バイオマスを使用する。
同社はこのプラント向けに、統合生産制御システム「CENTUM VP(センタム・ブイピー)」、安全計装システム「ProSafe-RS (プロセーフ・アールエス)」 などを納入。また、エンジニアリング、据え付け支援・試運転などを行い、2017年中ごろの電力系統への接続を予定している。
同社は今回の受注を機に、ブラジルをはじめ、 南米諸国での電力分野・再生可能エネルギー分野においてもさらに注力して、安定したエネルギー供給への貢献を目指していく。