FDT Group日本支部は、「FDTユーザーセミナー2015」を、きゅりあん(東京都品川区)で9月29日開催、約50人が参加した。
同セミナーはFDTへの理解を深めてもらおうと毎年開催しており、今回で9回目。FDT技術は、ベンダーやバスプロトコルの垣根を越えて、マンマシンインターフェースを標準化するソフトウェア技術。FDT技術を使用することで、設定を含めたエンジニアリング、機器状態の把握、計装保全の作業を大幅に削減できる。
冒頭、あいさつしたFDTグループ日本支部の亀井宏和支部長は「日本支部も来年で10年目を迎える。インダストリー4.0が大きな話題になっているが、オートメーションエンジニアが国境を越えて制御しメンテナンスするという姿は、FDTの技術に近いと思う。工場がつながるのが目的ではなく手段であり、QCDプラス安全以外でのメリットを求めていくことが重要である」と述べた。
その後、FDTの活動概要紹介や技術説明などが行われ、午後からは、FA向け、PA向けに分かれてセミナーとデモが行われた。
また、協賛会社機器やカタログを展示するマイクロフェア(展示会)も併設された。