横河電機のデータ収集制御システム「SMARTDAC+(スマートダックプラス)データアクイジションシステムGM」が、2015年度のグッドデザイン賞に選ばれた。
「GM」は、さまざまな製品の開発や生産現場で、温度、電圧、電流、流量、圧力などのデータの収集・記録に使用するモジュールタイプの機器。
独自のブロック構造により、ベースプレートを不要にし、かつモジュール1個ずつの着脱を可能にしている。これにより、収集するデータの種類やチャネル数の増減に柔軟に対応。
さらに、モジュール数が増減しても一体感のある外観を保つために、放熱フィンを模した筋状のデザインエレメントを採用している。
通信にはBluetoothを使用し、PCやタブレットとの接続を可能にしたことで、監視・操作の画面を装備しないコンパクトなサイズを実現している。
受賞理由は、様々な現場に柔軟に対応できることで使い勝手が良く、モジュール数の増減に関係ない信頼感があるデザイン、およびモジュールの交換などのメンテナンス性にも考慮されている点が評価された。