アマノは、工場や商業施設などの床面を自動運転で清掃する自律走行式業務用ロボット掃除機「RcDC(アールシーディーシー)」を、シャープと協業で製品化し、発売を開始した。同社は、清掃シーンに合わせた各種清掃機のロボット化を進めており、同製品は床面洗浄ロボットに続く2機種目となる。
同製品は自律走行機能を搭載し、屋内床面のゴミの吸引による清掃作業を自動的に実施。あらかじめ清掃エリアの地図と清掃プランを設定し、その清掃エリアを最適な経路で塗りつぶすように走行することでゴミを吸引、除去する。設定にはリモコン感覚で手軽に操作できるタブレット端末を採用。清掃エリアの設定や変更も簡単にできる。
自動運転時はセンサーで障害物や段差を検知して安全走行を行う他、清掃エリアに障害物がある場合は回避して清掃作業を継続する。また、音声案内装置やドライブレコーダーも標準装備している。高速回転するパワーブラシや、ゴミの量に応じた吸引力の自動切換など、優れた除塵機能も搭載している。自動運転で余裕ができた時間を他の作業に割り当てられる他、作業者による操作レベルのムラを軽減できるなど、効率のよい清掃作業を支援する。同社は、オフィスビル、店舗などの商業施設、ホテルなどの各種施設、工場などをターゲットに年間300台の販売を目指す。
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