富士通は、デジタル革新を実現するためのクラウド、モバイル、ビッグデータ、IoTなどの最先端技術を実装したデジタルビジネス・プラットフォーム「FUJITSU Digital Business Platform MetaArc(以下、MetaArc)」の提供を開始する。第1弾としてクラウドサービス「K5」をはじめとする新商品とサービス6種をリリースした。
「MetaArc」は、クラウドやモバイル、ビッグデータ、IoTなどの最先端技術と、富士通のSEの知見・ノウハウを融合したデジタルビジネス・プラットフォーム。ユーザーのビジネスプロセス革新や新ビジネス創造などのデジタル革新を実現するシステム(SoE)と、基幹システムなど従来の情報システム(SoR)を、同一のプラットフォーム上で実現している。
「K5」は、柔軟性を向上させるシステム自動構築機能をはじめ、SoEとSoRの連携を容易に実現するアプリケーション基盤機能や、業種・業務特有の部品サービスやテンプレートなどのPaaS機能を備える。データセンター内で物理的に独立した環境を提供するマルチアベイラビリティゾーンやセキュリティグループ機能などにより、多様なシステムに適用可能なIaaS機能を提供する。
同社はK5への社内システムの移行に加え、SE、パッケージ開発、ソフトウェア開発、研究所などの現場部門での活用を進めている。この経験とノウハウを生かし、MetaArcと5月に発表したインテグレーションコンセプト「FUJITSU Knowledge Integration」で、企業や業界の枠を超え、人・情報・インフラをつなぐことを支援する。