NTTデータグループのコンサルティング会社であるクニエ(東京都港区元赤坂1-2-7、TEL03-5785-2292、高木真也社長)と日本テラデータ(東京都港区赤坂2-23-1、吉川幸彦社長)は、製造業、エネルギー、交通業界などを対象としたビッグデータや機器、センサーからのデータの分析・活用のニーズに応えるため協業を開始する。情報戦略策定やビジネスモデル設計のコンサルティング、データ分析基盤の構築、データ活用までの支援を共同で推進し、企業のデータ活用をワンストップで支援していく。
製造業とエネルギー、交通業界ではIoTの活用が進んでいるが、センサーデータやその他データを既存のデータと統合したビッグデータを高度に分析した結果を、事業部門がすぐにビジネスに活用できるようにするシステム環境や社内組織の構築、人材の育成が課題となっている。
これに対しクニエは、ビッグデータとIoT活用のコンサルティング経験をもとに、情報戦略の策定、IoTビジネスモデル設計、業務設計の支援だけでなく、データ活用促進を企業内で働きかけるBICC(ビジネス・インテリジェンス・コンピテンシー・センター)など分析活用推進組織の設立・運営、人材育成の支援を担当する。
日本テラデータは、国内外の様々な業種・業態に精通したインダストリーコンサルタントと豊富なデータ分析経験を持つデータアナリストによるコンサルティング、各種データ分析製品、および各種サービスの提供を通じて支援していく。
両社は11月以降に、実践事例を紹介する共同セミナーの開催を計画している。