中央電子(東京都八王子市元本郷町1-9-9、TEL042-623-1211、松井達之社長)は8、9日の両日、「CECプライベート展2015」を同社営業センター(東京都八王子市)内に開設しているショールームで開催、特別招待者約250人が来場した。
同社の製品、技術をじっくり見て、理解を深めてもらうために、招待者に限定して開いており、今回で3回目。
「オフィス」「セキュリティ」「データセンター」「医療用カート」「計測・制御」の大きく五つのゾーンでは、ラック・キャビネットやその周辺機器の指静脈認証装置、顔認証装置、カラーコードなどと組み合わせた各種セキュリティ対策強化への対応策を披露。特に顔認証装置では実用新案のコンパクト性が注目された。
また、絶縁監視では漏えい電流の抵抗成分を分析する新しい検出方式を紹介。さらに、計測・制御ではインダストリー4.0につながるEtherCATやRFIDのソリューションも展示した。
新規技術開発では、高周波のワイヤレス通信、汎用(はんよう)カメラによる複数人物検知、人工知能による画像認識、さらには受託開発製品としてキャッシュレス投票端末、位置情報発信デバイスなども披露した。
同社は幅広い基礎技術と製品を有することから、普段取引のある顧客でも、部門が異なると同社の技術・製品を知らない人も多いため、この解消につながる効果を期待している。