日本モレックス(神奈川県大和市深見東1-5-4、TEL046-261-4500、梶純一社長)は、このほどCC-Link IE Fieldに対応するPCIインターフェースカード「SST CC-Link IE FieldスレーブPCIカード」を発売した。
新製品は、120× 64.4ミリの小型サイズで、設置面積の省スペース化に貢献する。消費電力は0.5Aと低く、熱生成も低い。また、ブラケットはフルサイズとハーフサイズの2種が利用可能で、各種PCIプラットフォームへ柔軟に対応できる。さらに、統合されたビルトインスイッチによってリングトポロジー冗長性に対応し、ネットワークシステムのダウンタイムを緩和。しかも、ブラケットをPCBに鋲(びょう)止めすることで、高振動環境下における基板とブラケットの分離を防止できる。
そのほか、32b、20kB、デュアルポートRAM性能によって、リアルタイム、高パフォーマンスのスループットを提供し、迅速なシステムレスポンスを実現できる、機器の稼働状況をLED点灯表示によって視認可能な診断ツール機能を搭載、などの特徴を持つ。
インテリジェント機器やリモート機器、リモートI/Oモジュールなど多彩なCC-Link IE Field機器用途に使用可能。また本製品はVxWorks 6.x、Windows 7/8といった汎用(はんよう)OSに対応しており、さまざまな機械メーカーに組み込みができる。