KUKAロボティクスジャパン(横浜市保土ヶ谷区神戸町134、TEL045-744-7531、星野泰宏社長)は15日、横浜市の横浜ビジネスパークで同社の次世代の安全ロボット「LBR iiwa」の技術セミナーを開催。ユーザーを中心に約30人が参加した。
冒頭、星野社長があいさつし「日本では産業用ロボットは昔から使われていて、使用台数は世界でもナンバーワンだ。かつて産業用ロボットは安全柵の中で使い、危ないイメージがあったが、今は技術の進化で人と協業できるように変わってきた。欧米では人間と一緒に働くのが一般的になっている。当社も10年以上前から安全ロボットを手掛け、その究極の例としてリリースしたのがLBR iiwaだ。セミナーを通じて安全ロボットを体験し、自社の業務にどう生かせるかのイメージを膨らませてほしい」と話した。
同製品は、全7軸に高感度トルクセンサーを搭載し、流線形の軽量構造で高い安全性能を持つ、人と一緒に作業できる協調ロボット。
セミナーでは、同製品の開発背景と製品概要、組み立て作業や柔らかいホースを使った配管作業、タブレットの操作など導入事例を紹介。さらに、人と協調する上で重要となる安全設定の方法も紹介した。
セミナー後は、実機を使ったデモを実施。実機を触りながら、製品の構造の質問や安全の考え方や具体的な導入フローなど、参加者と技術担当者の間で活発な意見交換が行われた。