セーフティネットワークジャパン(SNJ、中村英夫主査)は、今年設立15周年を迎えたことから「創立15周年記念大講演会」を、東.お茶の水の日本大学理工学部駿河台校舎で16日開催し、約100人が参加した。
セーフティネットワークは、オープンフィールドバスシステムの「SafetyBUS p」とイーサネットベースの通信システムである「SafetyNET p」のサポートを行う団体として、1999年にドイツで設立。日本支部はセーフティバス pクラブジャパンの名称で、世界で2番目の支部として2000年9月28日に発足した。
ドイツからセーフティネットワークインターナショナルのマティア.ブリンクマン代表も来日し、「セーフティネットワークは、セーフティとセキュリティで重要性を発揮している。CPS(サイバーフィジカルシステム)、モジュール化、カスタマイズ化で、次の15年に向けて取り組みを強めたい」と挨拶した。
講演会では、明治大学向殿政男名誉教授、安全と人づくりサポート古澤登代表、明治大学杉本旭教授、日本大学中村英夫教授の4氏が講演した。いずれも日本を代表する安全の第一人者で、一堂に会しての講演は、現在と今後の安全への方向性を示す内容として参加者の共感を得ていた。