フォークリフト大手のユニキャリアは、本社機能及び営業、開発、品質保証、購買などを集約することを目的に、本社及び座間市のグローバルR&Dセンターを川崎市に移転し、9月17日、新社屋を報道陣に公開した。新本社住所は、神奈川県川崎市幸区新小倉1番2号。
新社屋は7階建てのオフィス棟と4階建ての実験棟から構成され、敷地内には各種試験ができる試験コースも設置、製品開発期間の短縮に役立てる。実際に移転後に部門をまたいだ交流も活発になるなど、効果も見え始めてきているという。
同社は現在株主である産業革新機構、日立建機、日産自動車が保有する全株式の65%を三菱重工業、35%をニチユ三菱フォークリフトに譲渡予定。10月1日付で株式取得にかかわる準備委員会を3社で発足させており、一丸となって、世界トップレベルの物流機器メーカーとなるべく経営方針や戦略を立案していくとしている。